七夕(たなばた)
〜すべての願いを星に託して〜
- 七夕とは
- 七夕の由来
- 七夕の飾り
- 七夕の食べ物
- 七夕気分を味わうインテリア
七夕の飾り
七夕の由来となった乞巧奠(きこうでん)にならって、最初は瓜、花、酒を並べて織女と牽牛をまつっていましたが、その後、七本の針に魔よけの意味のある五色(青・黄・赤・黒・白)の糸を通して機織りの技術向上を祈るようになり、琴を机の上において芸の上達を願ったそうです。
その後、歌も供えるようになり、梶の葉に和歌を書いてすずり、筆などをそえました。
シルクフラワーの笹/\1,470 | 江戸時代になると笹竹を立てて梶の葉に和歌を七首書いていましたが、笹竹は長い竹、梶の葉は短冊に変わってゆき、願い事も手芸、芸事から良縁、合格、幸せ祈願などへと移っていき現在の形にとなったそうです。 |
この七夕竹をモチーフにした唱歌をちょっとここで思い出して、久しぶりに口ずさんでみたりして。。
たなばたさま
作詞:権藤はなよ
林 柳波
作曲:下総 皖一昭和16年3月文部省発行の『うたのほん 下』に掲載
ささの葉(は) さらさら
のきばに ゆれる
お星(ほし)さま きらきら
きんぎん 砂子(すなご)五(ご)しきの たんざく
わたしが かいた
お星(ほし)さま きらきら
空(そら)から みてる* のきば=軒端。軒の端のこと。
* 砂子(すなご)=砂・色紙や襖紙などに吹き散らした金銀の粉。
* 五(ご)しき=いろいろな色。たくさんの色。五種類の色(赤、白、黒、黄、青)。
仙台七夕祭り
仙台七夕まつりで飾られる七夕飾りには7つの形の飾りがあって、それぞれに商売繁盛や無病息災などの願いがつけられています。短冊にただ願い事を書くだけではなく、形にもこだわって飾りをつけるなど日本流にどんどん形を変えてきた七夕飾りですが、由来を理解し、飾り付けの意味を理解するとまた楽しく飾りつけができるのではないかと思います。 |
仙台手漉き和紙/\2,100 |
※仙台七夕まつりより引用
- 紙衣(かみごろも)
- 棚機女(たなばたつめ)が織り、神に捧げたという衣で、七夕竹の一番上に吊るす習わしがあります。
昔は、母や師匠に教えられ、裁縫の腕が上がるよう願いながら縫われました。 - 千羽鶴
-
家の長老の年の数だけ折り、延命長寿を願いました。
折り方を習う娘たちは折り紙を通じ、教わる心、人に教える心を学びました。 - 短冊
- 早朝、硯にカラトリの葉にたまった夜露を集めて、すった墨汁で師に習った詩歌を書いて、学問や書、手習いの上達を願いました。
- 投網(とあみ)
- 昔から重要なたんぱく源としての魚介をかかさないよう、仙台近海の豊漁を祈願しました。
- 屑篭(くずかご)
- 七つの飾り物をつくり終えた裁ちくず、紙くずを拾い集めて屑かごの中にいれました。
ものを粗末にしないで役立て、清潔と倹約の心を育てました。 - 巾着(きんちゃく)
- 巾着は、昔金銭を入れて腰に下げたもの。
富貴を願いながら、節約、貯蓄の心を養いました。しっかりとひもで結ばれ、無駄遣いを戒めています。 - 吹流し
- 織姫の織り糸を象徴し、飾り付けの主役となっています。
折り紙で作る七夕飾り
仙台七夕飾り、ちょっと本格的で複雑??
それでは、もう少し簡単な簡単な折り紙の七夕飾りに挑戦してみてはいかがでしょう?
おりがみくらぶのWebサイトでは七夕飾りの折り図をプリントアウトできます。
いつもの折り紙もちょっと趣向を変えて、
『水彩おりがみ』で作ると、いつもとはちょっと違う七夕飾りができそう!
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