正月、節分、ひな祭り、端午の節句、七夕、お月見、七五三など、日本の年中行事に欠かせないお飾りの由来と商品をご紹介します
おかざり庵

年中行事の由来とお飾り

■1月[睦月:むつき]
■2月[如月:きさらぎ]
■3月[弥生:やよい]
■4月[卯月:うづき]
■5月[皐月:さつき]
■6月[水無月:みなづき]
■7月(文月:ふみつき]
■8月[葉月:はづき]
■9月[長月:ながつき]
■10月[神無月:かんなづき]
■11月[霜月:しもつき]
■12月[師走:しわす]

七夕(たなばた)

〜すべての願いを星に託して〜
七夕

七夕とは

七夕と書いて「たなばた」と読む・・・
日本人でなければおそらく読めない単語のひとつですよね。

では、なぜ七夕を「たなばた」と読むのでしょうか?

もともと「たなばた」の字は「たな」は棚、「はた」は機織(はたおり)の機で書く「棚機」でした。
日本には7月7日の夜に神をお迎えして禊の儀式を行う行事があり、その行事を行うのが棚機女(たなばたつめ)だったので、平安時代頃に「7日の夕方=七夕」を「たなばた」とあてはめて書くようになったのです。

七夕の由来

七夕の由来は雛祭りや端午の節供と同じように中国から伝来してきた風習と日本独自の風習が混ざったものです。
1つめは日本独自の風習の神を迎える儀式、2つ目は有名な中国の織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)の物語、そして、3つ目が同じく中国の乞巧奠(きこうでん)というお祭りです。

日本の儀式

[画像]笹日本には古くから、お盆行事の一環として、祖先の霊を祭る前の禊(みそぎ)の行事がありました。 人里離れた水辺の小屋に神の嫁となる処女が神を祭るために一晩過ごし、翌日に笹竹の飾りを川や海に流して穢れを流してもらうという行事です。流し雛のように穢れを流すので、「七夕流し」または「七夕送り」と呼ばれるものですが、現在ではあまり行われていないようです。

七夕物語

二つ目は、天の川に住んでいる織姫と彦星の七夕物語です。おそらく、この物語ならどなたでも知っているのではないでしょうか?

『昔、天の川の東に天帝の娘、はたおりの上手な織女(おりひめ)が住んでいました。
織女が年頃になったので、父親の天帝は農耕に熱心な牽牛(けんぎゅう)という青年と結婚させました。
ところが、結婚してからというもの、二人とも仕事をおろそかにし二人で遊んでばかり。天帝は注意しましたが効き目がなかったので、怒った天帝は二人を川の対岸に別れさせてしまいました。
織女は悲しみにくれて泣いてばかりなので、かわいそうになった天帝は年に一度、旧暦の7月7日の夕方だけに川を渡って逢うことを許しました。』

天の川に住んでいるという二人、天空では織女は琴座のヴェガという星、牽牛は鷲座のアルタイルという星にあたります。「織女」「牽牛」は中国の星名で、日本では、ヴェガは「織姫」「七姫(ななひめ)」「朝顔姫」「百子姫(ももこひめ)」「女星(めぼし)」など、アルタイルは「彦星」「男星(おぼし)」「犬飼星」「牛牽星(うしひきぼし)」などと呼ばれています。

乞巧奠(きこうでん)

中国では織姫が巧みな織り手であったことから、乞巧奠(きこうでん)という祭りの日が生まれました。
年に一度七夕の夜に二人が会えることを祝福し、また、機織りの技術が"巧"みになることを"乞"う(ねがう)のです。"奠"は"まつる"という意味があります。

後に、機織りだけではなく、針仕事などの手芸全般や音楽、詩などの芸などの上達も含めるようになっていきました。

日本には奈良時代に中国から七夕物語とともに乞巧奠が伝わってきたようで、宮中で星祭りとして行事が行われていました。そして、次第に日本古来の神を迎える禊(みそぎ)の儀式と一緒になって「七夕」となっていったようです。

Oisix(おいしっくす)/Okasix(おかしっくす)

七夕祭りに行ってみよう!

七夕祭りといえば"仙台"ですよね!まだ行ったことがないので、私もぜひ行ってみたい!平塚なら行けるかな?

七夕関連イベント

千葉都市モノレールでは七夕を記念して「恋の成就七夕記念きっぷ(リンク先はPDF)」を7月7日まで販売します。これは、初めての試みで、1部270円の限定2,000部。
天の川にちなみ、「天」の付く天台駅から「川」の付く葭川公園駅行きの硬券を特別に製作、天の川を背景に彦星と織姫を描いた台紙にセットされています。
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